SG値とは?
SG値とは、Storokes Gained(稼いだ打数)の意味で
ティーショット、アプローチショット、パッティングなど
それぞれで、その試合の平均値に比べて
どのくらい上回って(下回って)いるのか
を示す値です。(関連記事:SG(Strokes Gained)とは? SG値の求め方は?)
SG値には次の5つあります。
Tee To Green(ティーショットからグリーンに乗るまで。つまりすべてのショット)
Off The Tee(ティーショット)
Approach The Green(アプローチショット)
Around The Green(グリーンから30ヤード以内からのショット)
Putting(パッティング)
それぞれのショットについて、その試合の平均値から何打上回っているのか(下回っているのか)
を示している数値です。
これらの数値について、SG値トップ10の各年の推移を見ていきましょう。
「パット・イズ・マネー」は本当?
各年のSG値のトップ10の各項目の占める割合が以下のようになります。
各割合はトータルSG値に対して何%占めているかを示していて
たとえば2023年の場合、トータルSG値に占める各SG値の割合は次のようになっています。
ティーショットで稼いだ割合 | 33% |
2打目からグリーンオンもしくはグリーン周り30ヤード以内で稼いだ割合 | 40% |
クリーン周りで稼いだ割合 | 10% |
パッティングで稼いだ割合 | 17% |
ご覧のように、全ショットの83%をパッティング以外で稼いでいるということです。
特にアプローチショットに関して言えば、40%も占めています。
昔から「パット イズ マネー」と言われていますが
これを見るとパッティングももちろん重要でしょうが
ショットの能力や調子が上位に行くかどうかの
鍵を握っていると言ってもいいのではないでしょうか。
松山英樹選手のSG値は?
ここで松山英樹選手のSG値を見てみましょう。
松山選手のシーズンごとのSG値は次のようになっています。
ちなみにWGCやマスターズ、ZOZOチャンピオンシップなどの
米国以外で開催されたスタッツは発表されていません。(計測されていない?)
この表を見ると一目瞭然なのは、松山選手の場合、「Tee-to-Green」の値が高く
「Putting」の値が低い(マイナス)のが特徴です。
つまりティーショットとアプローチショットで大きく稼いで
パッティングのマイナスを補っているということです。
パッティングが向上すれば
松山選手はバケモノのように強い選手になることは間違いないでしょうね。
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