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PGA選手分析:パトリック・カントレー

選手分析(2023)
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パトリック・カントレーのプロフィール

パトリック・カントレーは1992年生まれの32歳、アメリカの選手です。

PGAツアーは8勝しているベテランです。

メジャー優勝の経験はまだありません。

2023年のパトリック・カントレーのデータ分析

2023年のカントレーのSG値のレーダーチャートは次のようになっています。

カントレーのトータルSG値は第3位ですが、第1位のシェフラー、第2位のマキロイ同様に、ティーショットとアプローチショットで稼いでいる選手と言えます。

次の表は主だった数値を並べたものです。

ティーショット

ティーショットの飛距離は308.6ヤードで第37位とまずまずです。

フェアウェイキープ率は約65%で26位。これもまずまずです。

フェアウェイキープした回数とフェアウェイを逃したもののパーオンした回数の割合を示すグッド・ドライブ・パーセンテージも約85%とまずまずです。

次のトータル・ドライビングとは飛距離とフェアウェイキープ率のランクを合計したものですが、これは第3位となっており、飛距離も出るし、正確性もあることを物語っています。

その次のボール・ストライキングですが、これは上述の飛距離とフェアウェイキープ率のランクに、パーオン率のランクを加えたものです。

カントレーの場合、これも第7位とショットが正確であることを示しています。

ただ続くエフィシャンシー(※)の数字があまりよくありません。

つまりヘッドスピードを存分に活かしきっていないということです。

※エフィシャンシーとは「効率性」のこと。飛距離をヘッドスピードで割った値のことで、ヘッドスピード1m/秒あたりどのくらいの飛距離が稼げているかを示す値。トータル・ドライビング・エフィシャンシーはキャリーとトータル・ディスタンスのランクを足した値。

アプローチ

パーオン率は約70%でまずまずです。

フェアウェイからのアプローチの対パー比は第8位となっていて

フェアウェイからのショットチャンスをモノにしていると言えるでしょう。

2オン狙いの割合は約76%と第1位!!

2オン狙いのグリーンオンする率は第30位ですが

そこからバーディー以上で上がった割合は65%と第12位です。

ここでもカントレーのチャンスは逃さない勝負強さを物語っていると思います。

グリーン周り

次にグリーン周りですが

サンドセーブ率があまりよくありません。

ところがバンカーを含めたあらゆるシチュエーションから2打以内でカップインする

スクランブル率は良い数字となっています。

この2つの数字だけで判断してみると、バンカーショットはイマイチだが

そのほかのグリーン周りからのショットは

いわゆる”寄せワン”で上がる率が高いと言えます。

パッティング

次にパッティングです。

パッティングに関しては平均以上の成績が残せていますね。

距離別のパーオン率とアプローチショットの残り距離

次の表は距離別のパーオン率の順位を表したものです。

次はカップまでの残り距離をアプローチ距離別に示した表です。

カントレーの特徴

以上の分析で、カントレーはティーショットの飛距離とその正確性、

アプローチショットではチャンスをモノにするパフォーマンス、

そして平均以上のパッティング・パフォーマンスで

上位クラスを守っている、総合力のある選手であると言えるのではないでしょうか。

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