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PGA選手分析:ザンダー・シャウフェレ

選手分析(2023)
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ザンダー・シャウフェレのプロフィール

シャウフェレは1993年米国生まれの30歳。

お父さんはフランス人とドイツ人のハーフ、お母さんは台湾出身の日本育ち、

おじいさんはプロサッカー選手で、祖父母共に日本に住んでいるようです(Wikipediaより)

アスリートの血筋です。お顔もアジア人の感じがありますね。

シャウフェレといえば、記憶に新しいところでは何といっても

東京オリンピックのゴルフ競技で金メダルを獲得したことでしょう。

PGAでの戦績は、優勝が8回、メジャーではPGA選手権で優勝しています。

非常に実力のある選手で、実績も伴っています。

2023年のザンダー・シャウフェレのデータ分析

2023年のシャウフェレのSG値のレーダーチャートは次のとおりです。

シャウフェレの特徴は、アプローチとパッティングの優秀さでしょう。

SG値で見ても、アプローチで第3位、パッティングでも第5位です。

次の表は主だった項目の数値を並べたものです。

ティーショット

ティーショットについてですが、ドライバーの飛距離は平均くらいです。

フェアウェイキープ率はあまりよくありません。

グッド・ドライブ・パーセンテージ、フェアウェイキープした回数とフェアウェイを逃したものの

ラフ等からパーオンした回数の割合のことですが、これも平均以下です。

エフィシャンシー(ヘッドスピード1m/秒あたりの飛距離)についてもよくありません。

ヘッドスピードは53.7m/秒で全体の34位ですが

ミート率が1.491と第165位で、ヘッドスピードを有効に活かしきってはいないと言えます。

アプローチ

ティーショットのデータはあまりよくありませんが、シャウフェレの強みは前述のとおり

アプローチにあります

パーオン率こそ平均並みで、飛び抜けているわけではありませんが、

フェアウェイからのアプローチの対パー比、つまりフェアウェイからアプローチショットを打った時に

パーをゼロとしたときにどのくらいで上がっているのかを示す数値(全部バーディーで上がればー1.0となります)が

ー0.192(第3位)となっており、フェアウェイに行けばこっちのもの! といった数値となっています。

2オン狙いも積極的で、狙ったときにグリーンオンする率は並みですが、

バーディー以上で上がる率が約63%と高くなっています。

チャンスはしっかりモノにする選手(そうでなければPGAの上位にはいけませんが)でしょう。

グリーン周り

グリーン周りについては、サンドセーブ率、スクランブル率ともに

まずまずといった感じです。

パッティング

シャウフェレの優れているのはアプローチと並んで、パッティングです。

ラウンドあたりのパット数はまずまずですが、

パッティング・アベレージ、PGAのこの数値はパーオンしたときのみの1ホールあたりの

パット数で計算されていますが、これが全体の12位となっており

ここでも「チャンスは逃すまじ」の姿勢が現れています。

グリーン周りの数値(SG:アラウンド・ザ・グリーン)がもう少し上がってくれば

頻繁に優勝争いに加わることができるのではないかと思います。

距離別のパーオン率とアプローチショットの残り距離

次の表は距離別のパーオン率の順位を表したものです。

次はカップまでの残り距離をアプローチ距離別に示した表です。

シャウフェレ まとめ

シャウフェレは抜きん出たアプローチとパッティングで戦っている選手と言えます。

これからも安定して上位に食い込む選手であり続けることでしょう。

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