ジョン・ラームのプロフィール
ジョン・ラームは言わずと知れたPGA上位クラス常連の選手です。
出身はスペイン。1994年生まれの29歳です。まだ若いですね。
PGAツアーでの優勝回数は11回、ヨーロッパツアーでも10回優勝しています。
メジャーもマスターズ、全米オープンで1回ずつ優勝しています。
LIVゴルフ関連で話題になりましたが、実力と実績のある選手ですね。
2023年のジョン・ラームのデータ分析
2023年のラームのSG値のレーダーチャートは次のようになっています。
ご覧のとおり、アプローチショットが抜きん出ています。
この選手もショット力で上位に君臨する選手ですね。
次の表は主だった項目の数値を並べたものです。
ティーショット
ドライビング・ディスタンスは314ヤード、全体の第11位とロングヒッターです。
しかしフェアウェイキープ率が平均以下の約58%です。
グッド・ドライブ・パーセンテージとはフェアウェイに落ちた回数とフェアウェイは逃したものの
ラフ等からパーオンした回数が全体の回数の何パーセントになるかを示す数値で
フェアウェイキープ率が低い分、数字はあまりよくありません。
次のトータル・ドライビングとは、フェアウェイキープ率とドライビング・ディスタンスのランクを
足したもので、ドライビング・ディスタンスが良い分、順位もまずまずとなっています。
次のボール・ストライキングですが、これはトータル・ドライビングとパーオン率の順位の合計で
こちらは11位と上位に位置しています。
これはフェアウェイキープ率は低いが、飛距離と次に掲げるアプローチの中のパーオン率が
良いため上位に食い込んでいるということです。
アプローチ
アプローチについては、前述しましたがパーオン率が約70%と高く、全体の14位につけています。
その下のフェアウェイからのアプローチの対パー比、つまりフェアウェイからアプローチしたときに
パーに対してどのくらいのスコアで上がったかを示す数値がー0.187と第5位にランクしており
フェアウェイからのチャンスは確実にモノにしていると言えます。
2オン狙いについては平均よりやや高いくらいですが、
2オンしたときにバーディー以上で上がった率も約63%と高く
ひとたび2オンすれば大抵は確実にバーディー以上を稼いでいることが分かります。
グリーン周り
グリーン周りですが、サンドセーブ率があまりよくありません。
スクランブル率(バンカーだけでなく、グリーン周りのその他のシチュエーションからも含め、
2打以内でカップインする率)も平均並みです。
パッティング
パッティングについてはまずまずの数字を残しています。
パッティング・アベレージも上位です。
ちなみにPGAでのパッティング・アベレージは、パーオンしたときのみの
1ホールあたりのパッティング数で計算されています。
つまり、いわゆる”寄せワン”でのパッティングは計算外です。
日本のツアーで発表されているパッティング・アベレージとは少し違いますので
ご注意ください。
距離別のパーオン率とアプローチショットの残り距離
次の表は距離別のパーオン率の順位を表したものです。
次はカップまでの残り距離をアプローチ距離別に示した表です。
ジョン・ラーム まとめ
ジョン・ラームは圧倒的なドライバーの飛距離とショットの正確性、そしてフェアウェイからの
アプローチや2オンのチャンスを逃さない実力で、世界のトップクラスに君臨している選手と言えます。
実績でもそれを十分に証明しています。
まだまだ20代ですから、引き続きこれから楽しみな選手と言えるでしょう。
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