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PGA選手分析:ティレル・ハットン

選手分析(2023)
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ティレル・ハットンのプロフィール

ティレル・ハットンは1991年生まれの32歳、イギリスの選手です。

PGAツアーでは2020年のアーノルド・パーマー・インビテーショナルで優勝しています。

ライダーカップのチームに加わったこともあり、2回優勝しています。

2023年のティレル・ハットンのデータ分析

2023年のハットンのSG値のレーダーチャートは次のようになっています。

この選手は一言でいえば総合力でトップクラスにいると言えるのではないでしょうか。

ティーショット、アプローチ、パッティングと飛び抜けたものはありませんが

すべてにおいて平均以上の結果を残しており、手堅い選手でしょう。

ティーショット

ティーショットの飛距離は平均よりちょっと上くらいでしょう。

フェアウェイキープ率はほぼ平均値。

ただ、ヘッドスピードを効率的に飛距離にしています。(エフィシャンシー)

※キャリー・エフィシャンシー、トータル・ディスタンス・エフィシャンシーとはヘッドスピード1m/秒に対しどれくらいの飛距離を稼いでいるかを示す値。トータル・ドライビング・エフィシャンシーはキャリーとトータルの飛距離のランクを足した値です。

アプローチ

次にアプローチですが、パーオン率こそ低いものの

フェアウェイからのアプローチの対パー比がー0.144と全体の19位となっています。

さらに2オンを狙う率と狙ったときにうりーんオンする率は低いものの

2オンしてバーディー以上で上がる率が高く、21位となっています。

さすが上位の選手らしく、得たチャンスは確実に狙って結果を残しています。

グリーン周り

グリーン周りですが、サンドセーブ率はほぼ平均値。

スクランブル率(※)はまずまずといったところでしょう。

※スクランブル率とはバンカーを含めたグリーン周りのあらゆるシチュエーションから2打以内でカップインする率のことです。

パッティング

この選手の得意とするのはパッティングでしょう。

SG値は第7位で、ラウンドあたりのパット数もよい数字となっています。

距離別のパーオン率とアプローチショットの残り距離

次の表は距離別のパーオン率の順位を表したものです。

やはりパーオン率が低いので、全体的に順位は下位傾向です。

次はカップまでの残り距離をアプローチ距離別に示した表です。

これを見ると分かりますが、グリーンを逃しても”寄せてパーを取る”手堅さがハットンにはあるようです。

総合評価

上述したとおり、総合力でトップクラスにいる選手かと思います。

飛距離も出ますし、あとはショットの正確性を磨けば、トップに立てるようになる選手ではないでしょうか。

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