ビクトル・ホブランのプロフィール
ホブランは1997年生まれのノルウェー出身のプレーヤーです。
2019年にPGAツアーに初出場し、優勝回数は6回です。
メジャー優勝はまだありません。
将来が楽しみな選手ですね。
2023年のビクトル・ホブランのデータ分析
2023年のホブランのSG値のレーダーチャートは次のようになっています。
レーダーチャートを見てわかるとおり、ホブランはショット力で上位にいる選手と言っていいでしょう。
ティーショットとアプローチショットが良いですね。
次の表は主だった項目の数値を並べたものです。
ホブランのティーショット
ドライビング・ディスタンスは307.6ヤードで第44位、
フェアウェイキープ率は約64%とまずまずです。
トータル・ドライビングは5位です。トータル・ドライビングとは
ドライビング・ディスタンスとフェアウェイキープ率のランクの合計です。
飛距離もでて、精度もそこそこ高い証拠です。
そのトータル・ドライビングとパーオン率のランクを合計したボールストライキングにも
それが現れていると言っていいでしょう。
ただ、エフィシャンシー(ヘッドスピード1mあたりの飛距離)はあまりよくありません。
つまりヘッドスピードを有効に飛距離につなげていないということです。
しかしこのくらいの飛距離があって、安定していれば申し分はないでしょう。
ホブランのアプローチ
アプローチですが、SG値が0.61で全体の11位です。
パーオン率こそほぼ平均並みですが
フェアウェイからのアプローチの対パー比がー0.163で第9位となっています。
この数値はフェアウェイからアプローチしたホールがパーで上がればゼロですから
パーに対してー0.163打少なく、つまり良いスコアで上がっていることを示しています。
2オン狙いも積極的で、74.5%と第3位です。
しかしながら2オンを狙ったときにグリーンオンする率と
グリーンオンしたときにバーディー以上で上がった率は良いとは言えません。
ホブランのグリーン周り
サンドセーブ率は第19位、スクランブル率(バンカーを含めたすべてのグリーン周りから2打以内でカップインした率)は第48位ですが、
SG値は86位とちょっと低くなっています。
おそらく後で掲げる距離別のパーオン率とアプローチショットの残り距離の表を見ていただければ
わかると思いますが、ショートアイアンの精度に若干問題がありそうです。
ホブランのパッティング
パッティングはまずまずといったところでしょうか。
ラウンドあたりのパット数は第16位、パッティング・アベレージは第10位となっています。
※PGAのパッティング・アベレージはパーオンしたときのみのパッティングで計算されています。
ホブランの距離別パーオン率とアプローチショットの残り距離
次の表は距離別のパーオン率の順位を表したものです。
次はカップまでの残り距離をアプローチ距離別に示した表です。
ショートアイアンを使う距離に若干難がありそうです。
まとめ
ホブランは飛距離と正確性を備えた選手です。
いつでも優勝争いに加わってもおかしくありまん。
あとは100ヤード以内のショットの精度をあげれば
もっともっと強い選手になるでしょうね。
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