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松山英樹 日本人初PGAツアープレーオフで初勝利!!

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いやあ、やりましたね、松山選手!!

日本人初のPGAツアープレーオフでの優勝!!

マスターズ制覇に続く快挙ではないでしょうか!

最終日、ちょっとハラハラする場面がありましたが、感無量ですね。

それでは例によって松山選手の今回のセント・ジュード選手権のスタッツを見ていきたいと思います。

セント・ジュード選手権:松山選手のスタッツ

下の表は松山選手の今回の主だったスタッツです。

【セント・ジュード選手権】松山英樹のSG値

SG値(Storokes Gained:稼いだ打数)とは今回のコースでの出場選手全員から得た数値の平均値からどのくらいだったのか(どのくらい稼いだのか)を示す値です。単位は(打)で、プラスなら平均を馬わまった、マイナスなら平均を下回ったことになります。

SG値は基本的に4つの値です。

  • SG:オフ・ザ・ティー (ティーショットで稼いだ打数)
  • SG:アプローチ・ザ・グリーン(アプローチショットで稼いだ打数)
  • SG:アラウンド・ザ・グリーン(グリーン周りで稼いだ打数)
  • SG:パッティング(パッティングで稼いだ打数)

この4つの数値を合計したものが「SG:トータル」、パッティングを除いたものが「SG:ティー・トゥ・グリーン」です。

松山選手の今回の試合のSG値ですが、

オフ・ザ・ティー 0.563(第15位)

アプローチ・ザ・グリーン 1.412(第3位)

アラウンド・ザ・グリーン -0.829(第68位)

パッティング 2.05(第1位)

となっています。

今回の試合の数値の横に今年のプレーオフ直近の数値も載せてあります。

まずティーショットですが、プレーオフ直近は0.329(第37位)でしたが

この試合では0.563(第15位)ということでティーショットもいつもより冴えていました

次にアプローチですが、シーズン中は0.365(第32位)とアプローチショットが売りの松山選手にしては今一つの数字でしたが

今回は1.412(第3位)と本領を発揮してくれました。

グリーン周りは、実はシーズン中は0.819(第1位)だったんですが、

この試合ではイマイチでした。-0.829(第68位)と平均以下となってしまいました。

松山選手が苦手としているパッティングですが

今回は2.05(第1位)と絶好調でした。このままパッティングの調子を維持できれば

あと2試合あるプレーオフでまた優勝できるかもしれませんね。楽しみです。

【セント・ジュード選手権】松山選手はショットが絶好調!!

その他の特筆すべきスタッツを挙げてみたいと思います。

まず「ボールストライキング」です。

これはドライビング・ディスタンスとフェアウェイ・キープ率の順位を合計した「トータル・ドライビング」の順位とパーオン率の順位を足した数値です。(ちょっとややこしいですが)

これが「15」で第5位でした。

つまり、飛距離とティーショットとアプローチショットの正確性において非常に良かったということです。

プレーオフ直近では147位でしたから、今回、ショットがキレッキレッだったと言えます。

その他では「パーオン率」が69.44%で第4位でした。

これもプレーオフ直近の数値65.94%より良かったですね。

あと、フェアウェイからアプローチしたときのそのホールのスコアの対パー比もー0.426(第1位)でした。

これはパーよりも0.426打少ないスコアだったということです。

【セント・ジュード選手権】松山英樹のパッティングもよかった!!

パッティングですが、ラウンドあたりのパット数は25.5(第4位)でした!!

直近の成績が28.66(第40位)でしたから、普段以上にパッティングが冴えていたと言えます。

聞くところによると、パターを変えたとか……。

新しいパターに合ったのかもしれませんね。

パッティングアベレージも1.56(第2位)で、プレーオフ前よりも格段に良い数字でした。

※PGAではこの「パッティング・アベレージ」はパーオンしたときのみ計算に入れます。理由はおそらく、第3打目がカップの近くまで寄ってパッティングが1打となった場合、パッティングの実力が必ずしも反映されない可能性があるからではないでしょうか。じつはSG値もこの問題を解決して、選手の実力をなるべく正確に反映させようと開発された数値です。

松山選手の今後のプレーオフに期待

ということで、松山選手の今回のセント・ジュード選手権でのスタッツをざっくりですが解説しました。

この調子を維持して次の試合でも優勝してもらいたいと思います。

そして日本人初のフェデックス・カップのポイントランキングで年間第1位も達成してほしいですね。

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