2023年のPGAのドライバーの飛距離とフェアウェイキープ率
2023年のPGA各選手のドライバーの飛距離は次のとおりとなってます。
平均飛距離 | 300.61ヤード |
最大 | 326.3ヤード |
最低 | 271.5ヤード |
フェアウェイキープ率は次のとおりです。
平均フェアウェイキープ率 | 59.61% |
最大 | 72.6% |
最小 | 47.0% |
さすがPGAです。
ドライバーの平均飛距離は約300ヤードです!
一方、フェアウェイキープ率は
約60%ほどです。
PGAの選手と言えども
40%はフェアウェイを逃しているということです。
飛距離とフェアウェイキープ率との関係
下の表を見てください。
縦軸にフェアウェイキープ率、
横軸は飛距離のグラフです。
SG値上位20選手をプロットしてみました。
右下がりの直線は傾向をあらわす直線(近似直線)です。
ごらんのとおり、グラフの右に行くにつれてフェアウェイキープが下がっているのが分かると思います。
やはり世界的なプロでも飛距離を追求しようとすれば
フェアウェイを逃す率も下がっているということです。
マキロイ選手はドライバーの飛距離が320ヤードを超えていますが
フェアウェイキープ率は53.3%となっていて
PGA平均の約60%をだいぶ下回っています。
一方、飛距離が低かったコリン・モリカワ選手は
飛距離が296.2ヤードと平均300.6ヤードを下回っていますが
フェアウェイキープ率は68.0%と平均59.6%を大きく上回っています。
ちなみに松山英樹選手は飛距離は297.2ヤード、
フェアウェイキープ率は55.2%とあまり良くないですね。
表にはありませんが、小平智選手は
飛距離が287.1ヤード、
フェアウェイキープ率はなんと71%と
PGAのなかでもトップクラスです!
優秀なのがルズヴィ・アベル選手!
飛距離が317。1ヤード飛ばしていて
フェアウェイキープ率が65.5%です。
飛んで曲がらないドライバーショットを誇っています。
特筆すべき選手
ここで特筆すべき選手について述べたいと思います。
まず一人目がルズヴィ・アベル選手!
飛距離とフェアウェイキープ率がトップクラスなのはご紹介しましたが
その他にも素晴らしい数値を残しています。
まず「グッドドライブ・パーセンテージ(Good Drive Percentage)」です。
この数値はフェアウェイキープをした回数とフェアウェイを逃したものの
そこからパーオンした回数の割合を表しています。
つまりティーショットがラフやバンカー等に行っても
そこからパーオンできれば、よいティーショットが打てたものとして
ティーショットを評価しようという指標と言っていいでしょう。
アベリ選手のグッドドライブ・パーセンテージは86.5%とPGA選手193名のうち第4位です。
つまりフェアウェイを逃しても、パーオンしている回数が多いということです。
この選手はスウェーデンの選手で、プロ転向したばかり。
すでにPGAで1勝をあげており
弱冠24歳ですから、これからが楽しみです。
その他の選手で紹介したいのが小平智選手です。
ドライバーの飛距離こそ大きくはありませんが
フェアウェイキープ率は71%で第3位!!
グッドドライブ・パーセンテージは87.34%で第1位!!!
素晴らしいですね!
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